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  よくある? ご質問
   

知っているようで知らないのがキモノのこと。
「高島平きものしんぶん」で好評連載中の「よくある?ご質問」は
読者の皆様のご質問の簡潔明快にお答えするコーナーです。

 

○○○ 畳紙について ○○○

◆キモノをしまうときに包む紙を畳紙(たとうがみ)といい、文庫とも呼びます。長さはキモノ用(大)、コート用(中)、なごや帯用(小)が一般的で、お召し物の保管を目的とします。キモノの天敵である「湿気」を阻止すべく畳紙で包み桐のタンスに収納すれば、まずは安心ですが過信は禁物。

◆年に一度、11月から2月頃にタンスを開いて品々を半日くらい外気にさらして湿気を逃します。ハンガーにかけて陰干しが出来ればベストですが、これだけでも効果は大。5年も10年もしまいっぱなしでは、生地が黄色く変質してしまい万事休す。 

◆畳紙には本格的な和紙製もあり、キモノの格によって使い分けてもよいでしょう。ウコンで染めた布製は虫除けの効能もあり根強い愛用者がいます。また、ファスナー付の布織紙製は丈夫で収まりが良いので持ち運びに便利。用途に応じて選びます。


◆キモノはお手入れ次第で、ずう〜っと長持ちします。畳紙も定期的に交換して、コンディションを保ちましょう。ついでに、キモノ用ハンガー、たたみ敷き紙も揃えておけば安心ですね。

畳紙 一般的な畳紙。サイズが大、中、小とある。

ウコン畳紙型 布製で形は畳紙と同じ。山吹色で虫除け効果も。

ファスナー付の布織紙製畳紙
ファスナー付の布織紙製。持ち運びにも便利。

 

 


 


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